遊戯王初期

遊戯王初期のbooster版はノーマルカードでも高額?

遊戯王のboosterシリーズはパックとは別にガチャガチャ専用で販売された弾。
100円で3枚+1枚ルールカードのセットで販売されていた。

 

当時はデッキ補強の要素のカード中心だったため、レアカードは字レアが一部あるのみ。
初登場から四半世紀ほど経過した今現在でも一度も再録されていないカードも多数ある。

 

大半がノーマルカードではあるが、一部女性カードを中心に値段が高騰している。
中でも「ウォーター・エレメント」「ドリアード」「月明かりの乙女」などは2023年現在、美品なら3000円前後の取引もされている。

 

全7弾各40枚で計280枚

 

ブースター1

 

発売日:1999年3月1日

 

モンスターカードが全33枚、魔法カードが全7枚と、圧倒的にモンスタ−カードが多い収録内容になっている。

 

基本的には、ブースターでしか入手できないカードとなっているが、レアカードになっている魔法カードはVol.1と同じカードが収録されている。
Vol版とブースター版の見分け方としては、表面のテカリ方で見分ける方法がある。

 

主な収録カード

レア魔法
「ポセイドンの力」
「秘術の書」
「紫水晶」
「猛獣の歯」
「伝説の剣」

 

高額カードBEST5 ※当サイト調べ
「ウォーター・エレメント」
「ヴィシュワ・ランディー」
「ハッピー・ラヴァー」
「手招きする墓場」
「太古の壺」

 

 

ブースター2

 

発売日:1999年5月25日

 

Voll.3のサポート役として登場した弾。
モンスターカード30種、魔法カード10種の割合となっている。

 

ブースター1と同様に基本的にはブースター2でしか入手できないカードで構成されているが、一部レアカードはVol3に収録されているカードと同一カードが含まれている。
当時の環境としては、この弾で強化カードで属性強化できれば有利にデュエルを進めることもできた。

 

主な収録カード

レアカード
「アサシン」
「カクタス」
「ホーリー・ドール」
「マキャノン」
「機械の巨兵」

 

高額?イチオシカード
『エンジェル・魔女』

 

 

ブースター3

 

発売日:1999年7月17日

 

融合モンスター、効果モンスター、罠カードがブースター版としては初めて収録された弾。

 

また、ブースターシリーズの中で唯一Vol版のカードと被るカードが収録されていないが、EXのカードが多く収録されている。

 

この弾から付属されるルールカードがデック制作ガイドへ変更されている。

 

主な収録カード

レア
「勇気の砂時計」
「あまのじゃくの呪い」
「援軍」
「城壁」
「血の代償」

 

高額?イチオシカード
『ドリアード』

 

 

ブースター4

 

発売日:1999年8月26日

 

Vol.4パックと一部レアカードが被っている。
通常モンスター25枚、融合モンスター2枚、効果モンスター5枚、魔法カード6枚、罠カード2枚と、多彩なカードが収録されている。

 

罠カードの2枚は、ブラックホール、死者蘇生といった強力な魔法カードの効果を消す効果を持つ特殊な罠カードが収録されている。

 

主な収録カード

レア
「永遠の渇水」
「神の息吹」
「酸の嵐」
「戦士抹殺」
「トゲトゲ神の殺虫剤」

 

ピックアップカード
『ヂェミナイ・エルフ』

 

星4攻1900という初期カードの中で後の生贄ルール後にも長らく使えた下級クラスの最強モンスター。近年は相場も上がっている。

 

 

ブースター5

 

発売日:1999年10月17日

 

Vol.5パックと一部レアカードが被っている。

 

ニードルワーム、メタモルポットといった厄介な効果を持つモンスターや、王宮のお触れといった罠制限カードも収録されていおり、このあたりからだいぶゲーム性の幅も広がり出している。

 

配分は、通常モンスター25枚、融合モンスター4枚、効果モンスター7枚、罠カード4枚となっている。

 

主な収録カード

レア
「カラス天狗」
「ルード・カイザー」
「ダンジョン・ワーム」
「闇からの呼び声」
「避雷針」

 

ピックアップカード
とくになし

 

 

 

ブースター6

 

発売日:1999年12月1日

 

5枚のレアカードはVol.6パックと同一カードが収録されている。

 

ペンギン・ソルジャーやデビル・フランケンといったゲーム版でも活躍する効果を持つカードが登場。融合素材の材料代わりとなる同一効果を持つモンスターも多数収録されている。

 

配分は通常モンスター16枚、融合モンスター5枚、効果モンスター14枚、魔法4枚、罠1枚。

 

主な収録カード

レア
「ブレードフライ」
「リトル・キメラ」
「スター・ボーイ」
「スーパースター」
「見習い魔女」

 

ピックアップカード
『砂の魔女(サンドウィッチ)』

封印されし記憶でもおなじみの岩石族魔女の融合モンスター。実際のデュエルでは「岩石の巨兵」+「エンシェント・エルフ」なのでなかなか召喚しにくいが、この弾に収録されている「心眼の女神」「イリュージョン・シープ」「破壊神・ヴァサーゴ」「沼地の魔獣王」の効果を使って、壁役の岩石の巨兵と合わせて作ることもできる。

 

 

ブースター7

 

発売日:2000年3月1日

 

Vol.7パックの補足的な役割の弾となっており、レアカード5枚も同一のカードを収録している。

 

表示変更時に効果を発動する特殊な効果を持つモンスターを多数収録している。
「地雷蜘蛛」は生贄不要で攻2200の強さだが、効果でライフを削られてしまう恐れがあるので壁役としても有効的に使える。
「痛み分け」は相手の強モンスター破壊にも使えるし、黒き森のウィッチやクリッターの効果を速攻発動される時にも便利。

 

配分は通常モンスター18枚、融合モンスター2枚、効果モンスター12枚、魔法7枚、罠1枚となっている。

 

主な収録カード

レア
「サンダー・ドラゴン」
「しびれ薬」
「火炎地獄」
「剣の女王」
「細菌感染」

 

ピックアップカード
『サンダー・ドラゴン』

後の遊戯王でもサンダードラゴンデッキなるものが登場するほど長期にわたり活躍するカード。当時は「双頭の雷龍」を速攻召喚するための効果でしかなかった。封印されし記憶でも大活躍する。レアカードなのでVol.7版もあり、見た目の判別は表面のツヤしかない。さらにVol.7は後期の「スタジオ・ダイス」版も存在するため、初期(型番なし)のサンダー・ドラゴンは実質3種類存在することになる。

 

 

---スポンサーリンク---